海外企画第3弾 香港の山へDay２

２日目はいよいよ八仙嶺登山です。
香港の登山は曇ってあまり視界がないことも多いと聞いていましたが、この日は晴れました！

朝はホテルのバイキングでしっかりと朝食。洋食、おかゆ、飲茶、フルーツ、チーズなど食べ応えがあります。食後は、香港らしい赤色の「福」ステッカーが貼られた専用バスで九龍から北へ。

１時間ほど車で移動し、八仙嶺縦走登山の登山口に到着。鶴藪園より歩き始めます。登山口にはキャンプ場があり、バーベキューコーナーやテーブルが備え付けられています。この日も家族でテント泊を楽しむ人たちが集っていました。ガイドのジュディさんによれば、キャンプをしたりアウトドアで遊ぶことは香港でとてもポピュラーなのだそうです。

万が一の事態に備え、登山道の途中にはエマージェンシーコール用の電話が備え付けられています。

途中いくつかキャンプ場を通り過ぎ、鶴藪水塘を経由して屏風山の稜線を目指します。

また、登山道上にはかわいらしいイラストと番号が振られた標識も。
万が一の場合は、この標識の番号を救助隊に伝えることで、現在地を特定してもらうことができるようになっています。路迷いを防いだりするための工夫がされているようです。

さらに進んで樹林帯を超えて屏風山の稜線へ出ると、気持ちのよい草原が続き視界が広がります。ここから横嶺を超え八仙嶺を目指します。標高は１０００mに満たない山々ですが、日本の２０００m級の山を登っているような風景が続きます。

途中、切れた稜線には転落防止の標識もありました。

今回、歩きながらよく見たのはお茶の花。

眼下にはキラキラと輝く海や、島々を望みます。

ススキも美しく風にたなびいていました。

各ピークにたつ標識。山なみのイラストが描かれ、現在地が矢印で示されています。

さらにアップダウンを繰り返し、最後のピークを越えるとルートは一気に樹林帯へと下り始めました。木々の間から見える海が近づいてきます。

約６時間の行程で、全員元気に大美督へ下山しました。

帰路はふたたび専用バスで九龍へ戻り、打ち上げは地元の人で賑わう中華料理屋へ。

水槽から上海蟹を選んで調理してもらい、地元のビールで乾杯です。

円卓を囲んで、美味しいものをシェア。お腹いっぱいです。

食後は腹ごなしも兼ねて占い横町まで散歩。それぞれ、手相や四柱推命で占ってもらったり…。

地元の人に人気のスイーツショップでデザートを楽しんだり…。

時を同じくして香港で行われていたデモについて考えつつ、その傍ら活気があふれる夜の街を歩いてホテルに戻りました。

MJリンクサポーター
恩田真砂美