SSブログ

第54回MJリンク高尾山新春ハイキングとお食事会 [報告]

毎年恒例のMJリンク新春ハイキング。今年は高尾山が「登り初め」となりました。都心からほど近いにも関わらず豊かな自然が残る高尾山は、自然研究路という名称で登山コースが複数整備されていて、それぞれのスタイルに合わせて山登りを楽しむことができます。高尾山口の駅前は、朝から老若男女、幅広い年代の人たちで賑わっていました。

さて私たちはというと、参加者16名、田部井進也さんと政伸さんにサポーター3名(柏澄子、恩田真砂美、菅野由起子)の総勢21名。3つのグループに別れて高尾山口駅を出発。ケーブルカー乗り場を横目に見つつ、プワーンという発車を知らせる警笛に心動かされることもなく(?)稲荷山コースから山頂をめざしました。久々の再会や「初めまして」の挨拶からの山談義を交わしながらの山歩き。途中のあずま屋では都心方面のビル群を遠望したり、山頂直下の約200段の階段では、登り始める前に政伸さんからもらったまん丸い飴を頬ばりながら乗り切りました。黙々と階段を登る姿に「なんかみんな無口だねぇ」と心配する進也さん。「口の中に飴が……むにゃむにゃ」と、吹き出しそうになるのを抑えるのに必死でした(笑)

P1250001.JPG
残念ながら富士山ドーンはならずでしたが、山頂にてみんなで記念撮影

下山は吊り橋のある4号路から、水行道場のある蛇滝コースを選択。薬王院のあるメインルートを外したこともあって、思いのほか静かな高尾山を味わうことができました。

fullsizeoutput_88d.jpeg
けっこう高度感のある吊り橋にちょっとドキドキ

P1250013.JPG
思いがけず水行談義にも花が咲き(笑笑)

そして下山後は、お待ちかねの食事会。会場は、蛇滝口バス停のすぐ近くにある山のカフェ山籟(さんらい)さん。昨年6月にオープンし、鹿肉に地元の豆腐(するさし豆腐)や野菜を使った料理を味わえるお店です。お酒の品揃えも良くて「朝からココでもよかったかも」と思ったのは私だけでしょうか?

IMG_3032.jpg
まずは前菜から。このあともパスタにケーキにと盛りだくさん

お腹が満たされたところで、一人ずつ改めての自己紹介と近況報告。今日の感想であったり、これからの豊富であったり、身の回りの事情であったり、田部井淳子さんへの想いと感謝であったり。田部井さんが発起人のMJリンクの輪に入り、そこで生まれたご縁を感じつつ。本当に良い一日だったなと、ブログを書きながら改めて思いました。

IMG_3041.jpg
山登りで人と人とをつなぐMJリンク。これからもこのリンクはさらに広がります

IMG_4551.jpg
夫婦で切り盛りする山籟さん。なんとお二人が山登りにハマるきっかけとなったのは田部井さん出演のテレビ番組だったそうです


一週間前の南岸低気圧で雪が積もり、残雪による凍結も心配されたのですが、持参した軽アイゼンやチェーンスパイクを使うことなく歩いてくることができました。しかも私たちが登った翌日もまた、一転して雪化粧となったようで。雪の狭間をつく、幸先の良い初登りとなりました。

今年も楽しく山に登りましょう!みなさん大変お疲れ様でした。


サポーター・菅野由起子

nice!(0)  コメント(0) 

第53回MJリンク・東北の高校生による富士山登山の応援ツアー  [報告]

東日本大震災の翌年からスタートした、東北の高校生の富士登山。「日本一の富士山で高校生を力づけたい」という田部井淳子さんの強い思いから始まり、2017年からは息子の田部井進也さんが後を受け継ぎました。富士山登頂をめざす高校たちにみんなでエールを送ろう!ということで、MJリンクでも初めてこのプロジェクトに参加しました。

IMG_3665.JPG

このプロジェクトに賛同して立ち上げ当初からサポートを続けるアルパインツアーサービスが主催の応援ツアー19名(うちガイド3名)と、私たちMJリンク応援隊9名(うちガイド2名)は、高校生たちより一足早く富士宮口の五合目から出発。

IMG_3666.JPG

まだ高校生たちは東北から移動中かぁ。今夜はゆっくり休めるといいのだけれどと、若者たちに思いを馳せつつ。

IMG_3667.JPG

荒涼としたイメージの富士山ですが、フジハタザオやイワツメクサなどけっこう緑もあります。花々に励まされながらの登高です。

IMG_3669.JPG

雨が降ったり止んだりの不安定な空模様。予報より崩れずなくてホッ。

IMG_3676.JPG

雨が止み、着ていた雨具が乾く頃に今夜のお宿・富士山九合目に立つ万年雪山荘へと到着。夕飯のカレーを食べ終えてひと息入れていると、遠くに稲光が見えたと言いながら小屋に入ってくる人たちが。雨雲レーダーで確認すると雷雲がなんとも絶妙に富士山からズレています。いやぁ、ありがたや。

IMG_3681.JPG

IMG_3680.jpg

翌朝。山小屋の方の案内でご来光見学スポットへと足を運んでみたのですが、雲が厚いために断念。それでも眼下に広がる雲海の美しさに、一同心を奪われました。小屋に戻って出発の準備をしていると、朝日が差してきて眩しいくらいの空模様となってきました。さぁ、いよいよ山頂めざして出発です!

IMG_3688.jpg

昨日の疲れ、寝不足、食欲不振・消化不良等の高度障害など、決して全員が体調万全という状態ではありませんでしたが、それこそ田部井さんがよくおっしゃっていた「一歩一歩」の精神で、最後のきつい登りを歩き抜きました。

IMG_3690.jpg

IMG_3704.jpg

私たち、よく頑張った!

そしていよいよ高校生たちが山頂へと上がってくる団となり、鳥居付近の岩場で応援用の日本手拭いを広げてスタンバイ&予行練習(そう、ひっそりやっていたんです)。さてさて、みんなどんな様子かな? ドキドキして待ちます。

IMG_3705.jpg

「あっ、先頭が見えてきたよ」「おめでとう、あと少し!」「お疲れさまー!」と自然に掛け声が沸き起こります。すごい、みんなとっても元気。とても2時に起床して、標高差1200m超の六合目から歩いてきたとは思えないほど元気っぷりです。一気に山の上が活気に満ちあふれました。この勢い、やはり日本一の富士山だからこそ湧き上がるものなのかもしれません。そしてなんと今回は、参加した高校生104名全員が無事に富士山山頂へと登頂を果たしたという。素晴らしいですね。

IMG_3691.JPG

下山後に詠んだという高校生たちの俳句、短歌、川柳の一部が田部井淳子基金のホームページに掲載されています。短い歌の中にそれぞれ感じた素直な気持ちが表現されていて、読んでいてまた感慨深い気持ちになりました。そして、その歌の中には富士宮山頂で出迎えた私たちのことを詠んでくれた歌もあって嬉さもまた、ひとしお。
「風吹きて 声援かよふ 鳥居前」

富士山に登る高校生を応援するために参加した私たちでしたが、逆に彼ら彼女らの頑張る姿と達成感あふれる笑顔に力をもらったなと改めて思います。
「ありがとう 応援する側 される側」(菅野詠み)

今回の富士登山では、体力・気力ともにきついところもあったかと思います。日本一の山に挑戦することで一歩前に進む気持ちを持ってもらいたいという田部井さんの思いを体得した私たち。また一歩一歩、歩いてきましょう。お疲れさまでした。

IMG_3714.JPG

同行サポーター
柏澄子、大久保由美子、菅野由起子(ブログ記)


東北の高校生の富士山登頂に関する報告はこちら
田部井淳子基金
http://junko-tabei.jp



nice!(0)  コメント(0) 

第52回MJリンク 丹沢 大山新春ハイキングとお食事会 [報告]

2019年のMJリンクの登り初めは、今回で3回目となる丹沢大山(1,252m)。
2月17日は、毎年恒例となっている新春ハイキング&お食事会でした。

2009年に田部井淳子さんの呼びかけで立ち上げられた
女性のための山のネットワーク「MJリンク」ですが、
おかげさまで10年続けることができました。

今回のメンバーは、初めて参加してくれた3人を含む11人とサポーター4人、
それに、田部井さんのご主人の政伸さんと息子さんの進也さんも同行してくださいました。

ame.JPG
出発前に進也さんがくださった会津若松の「五郎兵衛飴」。
創業の800年前と変わらない製法だそう。
材料はもち米と麦芽と寒天だけの優しい味で、山歩きにぴったりの品。
福島県出身の田部井さんも、よく福島ゆかりの品をくださいました。

準備運動のあと、各サポーター毎に4班に分かれて、
地図読みなどしながら、少人数でゆったりと山を歩きました。
かつて田部井さんがそうしてくださったように、
進也さんがそれぞれの班を回って、
東北の高校生の富士登山のお話や狩猟のお話など、
ユーモアを交えて聞かせてくださいました。

hikari.JPG
ヤビツ峠からイタツミ尾根を歩き始めると、
薄明光線(別名・天使のはしご)が相模湾を金色に照らしていて、
とても幻想的でした。
実は、2015年にMJリンクで田部井さんと同じコースを歩いたときも、
昨年の命日登山のときも、数日前の下見のときも同様の現象が現れ、
まるで田部井さんが見守ってくださっているかのように感じました。

P2170617.jpg
田部井さんが病室から毎日眺めていたという大山山頂から、
ミシュラン2つ星にも輝いた関東平野の眺望を堪能しました。

meoto.jpg
神々しくも、たわわに垂れ下がった枝先の花粉がちょっと怖い夫婦杉。

P2170633.jpg
下りで笑った膝には難所となる下社への最後の急な階段。

fullsizeoutput_3ee.jpeg
下社で今年一年の無事を祈願。
地下巡拝道には、神泉やさざれ石、ぼけ封じの守護神まで見所がたくさん!
境内には、なんと豆腐の碑・とうふ塚もありました。

tofu.JPG
下山後は、お豆腐が大好きだった田部井さんが、
ほとんど食べられなくなってからもいらしたという「夢心亭」で、
豆腐づくしのコースを楽しみました。

その日、その時、その仲間と過ごすただ一回性の機会を楽しんでもらえたなら、
それぞれ登山ガイドとして活動している私たちサポーターにとっても、
これほどうれしいことはありません。
今後もMJリンクをよろしくお願いします。

【今後の予定】
★7/23(火)~24(水)東北高校生富士登山応援ツアー
(※当日配付資料に7/22-23とありますが、正しくは7/23-24です)

★11/2(土)~7(木) 台湾・南湖大山縦走
(※当日配布資料には、日程詳細がありませんでしたが、上記の6日間に決定しました)

詳細が決まり次第、MJリンクのメーリングリストとブログでおしらせします!


【おしらせ】
今年からMJリンクの事務局は、進也さんが社長を務めるタベイプランニングに
置かれることになり、これまで通りサポーターが企画するものと、
タベイプラニング企画の2本立てとなります。

タベイプランニングが経営する「PLAY」(東京都昭島市)とのコラボ企画や、
シニアサポーターが企画する「番外編」など、多様なお誘いがあると思いますので、
ピピッときたら、ご自身はもちろん、ぜひ必要な方につないでくださいね!

shinyasan.jpg

サポーター 大久保由美子
nice!(0)  コメント(0) 

MJワークショップ~ボルダリングを体験しよう! [報告]

MJワークショップ~ボルダリングを体験しよう!

MJワークショップ・ボルダリングを体験しよう!をクライミングジム&ヨガスタジオPLAY(東京都昭島市)にて2019年2月24日(日)に行ないました。
2月だというのにすっかり春めいたお昼前の集合、集まったのは5人。
16mの外壁の横で、気持ちよさそうにボルダリングを楽しむ人たちを眺めながら、まずはお互い自己紹介。
ボルダリングの施設はよく見かけるけれど実際にしたことはなくて、これがよい機会だと思い、申し込んだという声が聞かれました。
PLAYマネージャーにしてクライミングのエキスパート森善久先生にボルダリングを習います。

まずはスピードの壁を見学し、その後、室内でボルダリングのレクチャーを受けました。
森先生がなんと、この日のためにMJリンク専用にルートをセットしておいてくださいました。
初心者がボルダリングを楽しく始められるようにとの配慮をありがたく思いながら、おかげさまでハードルの低いところから無理なく楽しむことができました。
今度はクールダウンのヨガまで一緒にできたら至れり尽くせりだね、という話も出て1時間30分余りのワークショップはお開きとなりました。

P.S.そして翌日。ちょっと腕が笑っています(笑)。
普段使わない筋肉を使ったことを改めて実感しました。(レポート吉田)

IMG_3184-2playにてボルダリング-3.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

【番外編】伊豆ケ岳 [報告]

2018年11月25日(日)MJリンク【番外編】で伊豆ケ岳(埼玉県飯能市)に陽だまりハイキングに出掛けました。MJリンクのメンバー15人とシニアサポーター2人の合計17人です。
このMJリンクは生前おばさん「淳子」が呼びかけ人となってできた20~40代女性のための山のサークルです。全国的グループです。年2~3回山登りに出掛け、海外のトレッキングにも行っております。
おばさんが亡くなって、久しぶりの伊豆ケ岳陽だまり山行でした。
正丸峠駅集合で行程は、伊豆ケ岳~正丸峠~川越山~旧正丸峠の予定でした。伊豆ケ岳までは、森林の中で中々陽があたりませんが、綾線に出ると陽だまりハイキングです。「気分は最高やはり山は大好き!人大好き!」と、我がおばさんがいつもそのように語っておりました。

前回来たときは、沢山の木の葉が付いて周りの山々が見えなかったけれど、今回この時期は、葉っぱが落ちているので、木々の間から遠くの山も眺められます。枯れ葉の上を音を立て歩きながら歩きます。暖かい陽だまりの伊豆ケ岳の頂上でお昼をひろげました。
今回は日没との時間の関係もあり、予定のコースを短縮して、正丸峠から正丸駅に直接下山しました。
11月下旬ともなると手は冷たくなりこれからは、冬の準備をして遊ばないといけませんね!
(一部、田部井政伸のブログより引用)
IMG_2163.JPG
nice!(0)  コメント(0) 

【番外編】日和田山、物見山ハイキングの報告 [報告]

2018年5月20日(日)
番外編 日和田山、物見山(埼玉県日高市)のハイキングをしました。
物見山の頂上に12時、各自お弁当を持って集合、解散といういつもとは違う形式でした。

20日は田部井淳子さんの月命日。日和田山、物見山は生前、よく登っていた山、というご縁から、毎月20日、山の仲間が物見山の頂上に12時に集まるようになりました。

5月20日は、ちょうど日曜日だったので、田部井政伸氏からMJリンクに声がかかり、番外編としてお誘いしたものです。MJリンクからは10人が参加されました(全部で26人の参加)。

以下、田部井政伸氏のブログより。
~~~

今月も月命日登山の日が来ました。
今一番新緑の美しい、山笑う季節、リハビリ登山と称して、闘病中のカミさんとよく歩いた日和田山~物見山ハイキングです。
今回は、カミさんと同じ東京の山のクラブの仲間も来てくれました。
又、カミさんが若い女性の山の会として立ち上げたMJリンクの仲間達は、おそろいのジュンコタベイ特製のTシャツを着て参加してくれました。カミさんが生涯登った山の名前がエベレストの山の形に並んだ図柄のTシャツです。

毎月の通り、物見山(埼玉県日高市)の頂上に12時集合。歌の好きだったカミさんのために歌のプレゼントです。皆で「ふるさと」と「手のひらを太陽に」を歌い、またここでお会いしましょう、とお開きになりました。(田部井政伸)

IMG_20180520_122935-3.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

第11回MJサロンレポート~田部井政伸さんをお迎えして [報告]

第11回MJサロンに田部井政伸(たべいまさのぶ)さんをお迎えしました。

MJリンク呼びかけ人である田部井淳子さんのだんな様ということでMJリンクメンバーには“有名人”の政伸さんにご自身の山やその他活動についてお話を伺う機会をいただきました。山でご一緒させていただいた折にお話しをさせていただいて、もっと色々と伺ってみたいなと楽しみにされていた方も多いと思います。

今回会場は公益社団法人日本山岳会のお部屋をお借りし、コーディネーターはMJリンクサポーターの柏澄子さんが務めてくださいました。

写真1.JPG


群馬県ご出身の為かご自身にとって山は身近な存在だったので、子供の頃から登るというよりも歩くといった感覚の方が近かったとのこと。

小学6年生の夏休みに友人と地元赤城山へ。夜通しひたすら歩き続け到着した時は疲れ果てて寝てしまい、目が覚めた時には丸1日以上寝続けていたことに驚き、その時点でもう帰る日になっていたので山では寝ていただけということに。。。

なんとも微笑ましいけれど残念な出来事だったと思うのですが、それも込みで楽しい思い出なのかなとお話しされているご様子から感じました。

高校生の時、結核の為に入院・療養。同室の方が亡くなるのを目にするうちに「大事に生きる」ということを強く意識するようになったとのこと。

就職先は好きなことが出来る会社ということで決める。入社後に山岳部があることを知り、以後、職場・下宿(職場の目の前!)・山の3地点間での生活が始まる。

「谷川岳の話はとても1時間じゃ終わらないよ~」と楽しそうにお話しされるくらいお好きな場所のようで、冬の谷川岳で幽ノ沢中央壁左方ルンゼ初登攀などの記録をお持ちです。「谷川岳は好き。岩のぼりが好き」と話され、とても照れながら「自分で言うのもなんだけど、センス(登りやすい箇所を探すルートファインディング)がいいのかなぁ~」。

ここで岩のぼり中の淳子さんへの第一印象を問われて、「(記憶に)残ってないなぁ」と言いつつもルートに対しての見切りの付け方が良いなと思っていたそうです。

写真2.JPG


「山しかない、(自分から)山を取ったら他はないのはいやだ」というご夫婦共通の思いがあるそうです。色んなことをやってみたいとオートバイやスキーなども楽しまれ、職場の仲間と役割交代しながら給油時以外はノンストップで50ccバイクに乗り、米国の西海岸から東海岸までを7日間で完走した記録もお持ちです。この横断は史上初の記録で地元紙にも取り上げられたそうです。

あっという間に8時10分近くになり、「8時過ぎましたね」と言う柏さんに、「まだ8時半まで大丈夫でしょ?!」と飄々かつやさしい口調で楽しそうに答える政伸さん。すかさず「だめです、だめです」と慌てる柏さん。

みなさんからの質問の1つ「これからやってみたいこと」に対して、「淳子さんとのやり残してきたことをすること」と「昔のまねというか出来る範囲での山のぼりとかね」と答えられました。

最後になりましたが、田部井政伸さん、どうもありがとうございました。また他のお話もお伺い出来たら嬉しいです。柏澄子さんもどうもありがとうございました。

MJリンク メンバー
佐々木友子
nice!(0)  コメント(0) 

第51回MJリンク2018018初詣ハイキングとお食事会 報告 [報告]

第51回MJリンクハイキング報告
今年もやってきました、新春恒例MJリンク!
今年は2年前と同じく初詣ハイキングと新年お食事会ということで、山岳信仰としても有名な奥多摩、御嶽山に登り、その山上に鎮座する武蔵御嶽神社に御参りしてきました。
2年前も今回と同じく古里駅からのコース予定でしたが、その時は雪で急遽ケーブルからのコースに変更しておりました。折しも翌日からは大荒れの積雪予報でしたが、当日は風もなく晴れ模様。今回は前回のリベンジも兼ね、古里駅から山道を歩いて御嶽神社を目指しました。

9:00古里駅集合
今回も皆さんそれぞれの思いを持って、この日のために足を運んでくださいました。
そして今回は集合地点から田部井進也さんがスペシャルゲストとして同行して下さいました。進也さんは故田部井淳子さんの息子さんで、竹を割ったようなサバサバした、ユーモア溢れる方で、その場がパッと明るくなるところが淳子さんそっくりだとお会いして思いました。
サポーター恩田さんのヨガウオーミングアップをし終えると、「あー、これだけでもう十分」「録音して毎日したい」などという声があちらこちらから。気持ちいいスタートを切りました。ここから4班に分かれて御嶽山を目指します。

9:30~登山開始
杉の人工林の中を1時間程かけてゆっくり登ります。外気温は2、3℃でしたが、登っていると寒さは感じず「身体の毒素が抜けていく感じ」「昔の修験者の気分」など登りながら既に身体が浄化される心持でした。

12:30ケーブル到着
4班が思い思いに山を歩き、御嶽のケーブル駅にて合流しました。ケーブル駅には田部井淳子さんの顕彰プレートがあります。淳子さんが若かりし頃、上京をして最初に登ったのがこの御嶽山ということで思い入れのある地だったのです。
DSC03242.jpg
そして、今回のもう1人のスペシャルゲスト、淳子さんの旦那さんである田部井政伸さんがそこで待っていて下さいました。嬉しい限りです。全員揃ったところで、御嶽神社を目指しました。

13:00御嶽神社にてご祈祷
ピンと張り詰めた空気の中、神主さんのご祈祷が始まりました。参加者全員で今年の登山の安全を祈りました。

14:00御嶽山荘にて新年のお食事会
ご祈祷後坂を下って御嶽山荘になだれ込み、待ちに待ったお食事会が始まりました。御嶽神社の周りには昔から神主さんの数だけ宿坊があり、その一つ一つの宿坊に神様が宿っていると言われています。江戸時代から続くこの御嶽山荘は何百年の歴史を感じる佇まいで、中に入ると静かな時間が流れています。
DSC03259-72906.jpg
その中でお食事会が始まりました。お食事は、手作りの蒟蒻を薬味と合わせたもの、揚げ餅、釣ってきた鱒のムニエル、根の野菜の煮物、香草酒、薫製チーズと干し柿の盛り合わせなどなど。お話を伺うと昔から代々時給自足をしてきたその知恵が料理に込められており、全て手作りをされているとの事。みんなで山に登りその後美味しいお食事をお話をしながら頂く、これ程の贅沢はないと感じる瞬間です。
お食事会も中盤にさしかかったところで、毎年恒例の自己紹介兼ねた近況報告や今後の目標などを参加者全員からしていただきました。様々なバックグランド、経験値のある他の方のお話を聞くのは自分自身も振り替えるいい時間です。1人1人の挨拶の最後に進也さんからはMJリンク言い出しっぺの母亡き後もこうやって集まり山に登ってくれ嬉しいとのお話がありました。また近況報告で淳子さんの立ち上げた震災後東北の高校生と富士山に登ろうプロジェクト(http://sangakuisan.yamakei.co.jp/tohoku_fujisan/aisatsu.php)をその後引き継ぎ、精力的に取り組んでいらっしゃるお話も聞くことができました。
また政伸さんからの近況報告では、この1年あっという間で、未だにかみさんが亡くなった気がしないと、そしてそれは生前から過去を振り返らず常に未来へ向けて行動していたかみさんの癖が我々にも染み付いていたからだと仰っていました。
その後大ジャンケン大会(プレゼント交換会)へと突入。淳子さんがいらっしゃった時は新年会で全員分のプレゼントを用意してくださり、それをジャンケンで勝った人から取っていったのですが、今回は参加者1人1人がプレゼントを持ち寄る形にしました。プレゼント選びにも1人1人にエピソードがあり、またそれを感じ、感慨深いものになりました。
DSC03459.JPG

以上で今年の新年会登山とお食事会、無事お開きになりました。

DSC03460.JPG

今年もMJリンクで楽しんでいただけるような企画が多々出来るよう、サポーター一同また発信していきたいと思います。

サポーター 直原郁子
nice!(0)  コメント(0) 

第50回MJリンク 秋の大分国東半島トレックレポート  [報告]

11月3〜5日 大分県の国東半島を歩きました。

M Jリンクのツアーでは初めての九州。東京、埼玉、千葉、奈良、宮崎から8人の参加者。サポーターの恩田ガイド、国東でユースホステルを運営、国東半島のガイドをしている吉田真由美さんのタッグで、濃厚な三日間を過ごす事が出来ました。全くご縁ががないと思っていた地域ですが、実は、日本人のルーツが詰まった歴史ある場所で感動しました。噴火によって出来た地形、そこでの紀元前からの人々の暮らし、神仏習合の宗教感、大陸からの影響を大きく受けた文化。国東地域は、日本人のルーツが詰まった土地だという事がよく分かりました。【レポート 佐藤弥子】

http://www.millennium-roman.jp/rokugou1300/

【1日目 】
<国東半島 国見ユースホステル>
二泊三日の行程は、現地の山ガイドでありユースホステルのおかみさん、吉田真由美さんの案内で、国東半島の良いところをギュッと濃縮したツアーでした。ユースホステルを受け継いで、ご夫婦お二人で施設の管理、食事、ツアーガイドをされているとの事で、素晴らしいなぁと思いました。
image1.jpeg

入り口のウェルカムボードや、可愛らしい装飾や家具など、すごく素敵。
image3.jpeg

シェフの旦那様が作るお料理は絶品でした。地元の美味しいお野菜やお魚、フルーツ。狩猟で捕った鹿肉、アースオーブンで焼いた鯛の塩釜どれもこれもおいしかったです。目の前に海が見えて、開放的な雰囲気でとても癒されました。海岸まで歩いて移動できて朝日もみれるそう。
image4.jpeg


<姫島>
ユースホステルから出発して10分くらい歩いて港へ。フェリーにのって、姫島へ行きました。山女たちは、気持ち良い海風を浴びてテンション上がる。
image6.jpeg

山好きだけど、海のパワーは数倍。国東半島は火山で出来た場所。姫島も、約30 - 20万年前の7つの火山噴火活動によって形成された島。4つの小島が砂州で繋がって1つの島になったそう。島全体がジオパークで面白かったです。
image7.jpeg

達磨山、城山の2つを登りました。四国八十八ケ所のお遍路に行った姫島の人が、姫島に持ち帰った砂をもとに作られた遍路。「姫島八十八ケ所」は、四国八十八ケ所の1/100というコンパクトに。その一部だけれど、歩きがいがありました。
image5.jpeg

「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが1千匹ほどが島北部に咲くスナビキソウと戯れるように舞うそうです。春と秋、その季節に訪れたい。
image8.jpeg


<国東半島歴史のレクチャー>
姫島から戻ってきて、普通のツアーならここで、夕飯!!となるところですが、M Jのツアーは一味スパイスが効きますよ。ホステルでシャワーを浴びてサッパリして、お夕飯の前に、国東半島の歴史に詳しい方をお呼びしてお話を伺いました。全く、国東の歴史を知らずに来て、どんなお話かと楽しみにしていたら、かなりディープ。古事記、日本書紀に国東の事が書かれているという先生のお話は、なんだか、信じ難いようで、聞けば聞くほど、そうかもしれないと感じてしまいました。でも、かなり説明が難しい。理解しきれず、ちゃんとまとまらないので、メモ程度に書かせてください。
☆国東はクニサキと読みます。ツアーの通知が来てクニサキってどこよー!と、東に住む私は調べる所から。しかも、東をサキと読む事に疑問あり。それは、先生曰く、国前←国崎←国東と変化したという。(ずっと前から大きな国があった←岬にある国←東にある国)なるほど!!
☆今回の集合駅であった宇佐には全国の八幡宮の総本社、宇佐八幡宮があります。718年に仁聞菩薩が宇佐八幡神の化身(生まれ変わり)として宇佐国東の地に神仏習合の原点となる山岳宗教、「六郷満山」を開かれました。来年が1300年になる。
☆六郷満山→宇佐八幡は朝廷の祭り事に大きな比重を占め、仁聞菩薩の名で寺をたくさん築く。国東半島は噴火活動によって、6つの地域に分かれていたため、それを仁聞菩薩が1つにまとめたということ。
☆仁聞菩薩は国東の山々で修行をしたことから、現在も多くの僧侶たちが「峯入り」という修行で人々の暮らしと心の平和を願って険しい山道を歩くそう。10年に一度で来年はその「峯入り」そのために、国東では勉強会、ツアーを企画。一般参加者を募って来年、160キロを四日間で走り抜けるそうです。
☆六郷満山1300年以前からの歴史を持っている。
image9.jpeg


古事記、日本書紀、蘇我氏、邪馬台国、卑弥呼、伊勢神宮‥講師の先生の興味深いお話が止まらず、来年の1300年祭に向けての意気込みが伝わってきました。美味しい夕飯をご一緒しながら、楽しい一日を締めくくりました。

【2日目】
<峯道トレイル>
2日目は、北風の強い肌寒い日でした。1日目に海から見た国東半島を歩きます。昨晩の歴史レクチャーを受けて、どんな山歩きかが出来るか楽しみ。国東六郷満山寺院を開基した仁聞菩薩が最初に開いた千燈寺からスタート。
image11.jpeg

image13.jpeg

多くの有形文化財が残るという岩戸寺、修験道の開祖と言われる「役の行者」が開いたと記され「三人寄れば文殊の知恵」の発祥地、文殊仙寺まで。
image15.jpeg

岩壁に穿たれた岩屋の中に嵌め込まれるように建てられた奥の院。苔むした石の道。鎖を使わなければ歩けない道もあり。修験の道を一部ですが味わえました。
image14.jpeg

国東唯一の宿坊、文殊仙寺で、写経体験、精進料理を頂きました。夜は冷え込むので一室に集まって寝て正解。ちょっと山小屋の雰囲気でした。

【3日目】
<宿坊体験>
いよいよ、最終日。
6時半に集合して、奥の院にて坐禅体験、朝護摩。
image17.jpeg

若住職から、「坐禅をしたとしても何も変わりません。しかし、朝の30分間、自分の呼吸だけを感じる時間を過ごす事で何かしらの気付きがあると思う。その気付きを大事にして下さい。」とお話を受けてから坐禅をスタート。モゾモゾ辛い。半分くらい経って、禅杖で両側の背筋をパンパンパンと叩かれるのは、気持ち良かったのが意外。続けて護摩は伽藍の真横で拝見させてもらって、火の熱さを感じ、火の粉が舞って、大迫力。とても貴重な体験をさせていただきました。
image18.jpeg


伽藍の手前の扇子はお箸、伽藍の紐は結界、この世と仏様の世界、伽藍の枠は御膳、御釜は仏様の口表す。護摩の最中に神聖な道具を使ってお食事を食べて頂く、最後に写経を燃やす。まずは自分の事より人様の事。願わくば願い事を聴いて下さい。お陰様で、ご飯を食べさせていただきます。いただきます。という意味は、そこにある。回り回って自分の為になる、回向という考えは、日本人の根本にある素晴らしい教えだと思いました。

神仏が間近にいるような感覚になりました。それは、国東の人々が神仏と共に生活をしてきた歴史が長く、それを大切にしてきたからこそ、訪れる人達にも心地よい時間を与えてくださるのかなぁと思いました。
朝のお務めを終えて朝ごはんはお粥。若住職の早く、丁寧に召し上がる姿が美しい。

<巡礼の道>
ついにフィナーレ。
神仏習合の歴史が深い国東。もう1つの歴史は、戦国時代から江戸時代初期にかけて、国見町を中心にキリシタン信者が多くいた地域だそう。
image19.jpeg

国見生まれで、日本人で初めてローマに向かい、異例の早さで司祭になったペトロ・カスイ岐部。キリシタン弾圧を知って仲間を助けたいと危険を顧みずに帰国。9年間の国内の布教活動の後に囚われ51歳の生涯を終えたそうです。オラショ巡礼の道は、ペトロ出身の国見をスタートし日本に初めてキリスト教を布教した聖フランシスコザビエルの聖遺物が祀られている大分トラピスト修道院へと繋がる111キロの道。
そのほんの一部を歩きました。
image21.jpeg

何より海岸線の道は、気持ち良い。
久しぶりに砂浜をザクザクと踏んで、心地よい海風、波の音!テンション上がりました。

最後に薬膳料理を頂いて、カラダもココロもリフレッシュ。

3日間、国東の歴史、自然、人に触れて、本当に楽しかったです。現地ガイドの吉田真由美さん、サポーターの恩田さん、3日間ご一緒したメンバーの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。国東は、来年、六郷満山1300年を迎えます。素晴らしい自然と興味深い歴史をたくさんの方に体験してもらいたいです。また訪れたくなりました。文殊仙寺からお札を頂いたので、返しに行かなければ。

M Jリンクらしく、人と人がリンクして、新しい出会いでエネルギーを頂きました。次の予定は、毎年恒例の新年登山だそうです。田部井さんの想いを継いで、前に前に。

nice!(0)  コメント(0) 

MJリンク初「親子参加OK企画」富士山須山口登山道&御殿庭ハイクコース・レポート [報告]

IMG_4200_R.JPG

風の気になる富士山へ。
心はいつかは歩いてみたい!と思っていた富士山須山口登山道。
MJリンク初の親子参加OK企画、4組の親子とステキな女性たち計11人との楽しいハイクになりました。

IMG_4149_R.JPG

登山道の泥濘に、なにやら足跡!
「この足跡、けものみちに続いているね」
大久保サポーターの呼びかけ。
「わー、ホントだー!森に小道ができてる。」親子で発見!

IMG_4190_R.JPG

苔の倒木。
緑の美しいラインに魅かれます。

IMG_4176_R.JPG

呼吸と時の静かな重なりを感じる光景。

IMG_4203_R.JPG

歩いては立ち止まり、景色のいちぶになっていく私たち。

IMG_4212_R.JPG

古道の道のりは、かなり長い。
お花たちの励ましに微笑む。

IMG_4218_R.JPG

森を抜けて、妖精のおうちが何処かにありそうな処。

IMG_4228_R.JPG

きのこもニョキッと! こんにちは♪

IMG_4241_R.JPG

樹のトンネルを越えていこう。

IMG_4260_R.JPG

母もひとり、ひたすら歩く。

IMG_4280_R.JPG

森林限界を超えて、吹いている冷たい風が気持ちいい。

IMG_4341_R.JPG

みんなで宝永山を眺める。
「富士山、出てきてくれないかなー!」って、遠くに想いを馳せてみる。

IMG_4355_R.JPG

大久保サポーターの大好きな御殿庭へ誘われて火口へ下りてみる。

IMG_4376_R.JPG

人知れず、地に這うように咲いている花たちの力強い美しさ。

IMG_4389_R.JPG

「この鮮やかな紅色が好き」あなたの好きに触れるって、なんてステキなんだろう。
初めて出会う人同士、自然と目と心に映る世界を共有しあう。

1326昼食風景.jpg

風と霧、瞬時に動き変化していく空景色を眺めて、お弁当タイム♡

IMG_4417_R.JPG

第3火口を真下に眺め、稜線へ向かって歩こう。

IMG_4440_R.JPG

フジアザミの鮮やかな紫に、みなさんうっとり♡

IMG_4478_R.JPG

宝永第1火口の稜線にいる登山者へ「ヤッホー!」子どもが大声で呼びかける。
「ヤッホー!」と手をふり返して、叫んでくれる人がいる。
(山っていいなーっ)みんなの心が弾む瞬間。

1442カモシカ.jpg

茂みから視線、、、。
カモシカ!
(参加者のHさんがすかさず激写!)

IMG_4493_R.JPG

最後の登りは霧のなか。
「ここは離れないで、みんなで歩きましょう」
大久保サポーターの真剣な言葉がけにきゅっとみんなの心がひとつになる。

IMG_4513_R.JPG

「もう少し、登りがあるから、寒い人は一枚着ましょう。」
天候や登山状況の判断、必要な助言を的確に指示してくれる人がいる安心感。
サポーターに従うだけでなく、自らの経験と知識として学びとなる場面。

1502火口縁集合写真.jpg

ここからは富士宮口5合目登山口に下山。
最後に山で一枚、記念撮影! 登り切った達成感、いい笑顔!

IMG_4532_R.JPG

森の小道。
初めて出会った子どももすっかり仲良しさん。
参加のみなさん、それぞれに、自然と話しが弾み足取り軽く下山道。
いちにちの山登り、なんて豊かな出会いと時が広がっていったことだろう。
ご参加頂きましたみなさま、ありがとうございました。

yuumi01.jpg
(サポーター・とだかゆうみ♪)
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。