第22回「桜感じる葉山ハイキングB」 報告 [報告]
前日までの雨とうって変わって、汗ばむくらいの陽気のなか、9名の山女子たちが、桜の花びらが舞うJR横須賀線の田浦駅に集合しました。
自己紹介のあと、今回の山歩きの企画者、直原サポーターが、大きな縮尺の地図を広げて、本日のコースの概要を説明します。
通称「三浦アルプス」と呼ばれる、三浦半島のつけ根にある丘陵地帯を、東京湾側から相模湾に向かって横断していく感じです。
標高は高くても200m程度ですが、複雑な地形なのであなどれません。
前の週、ソメイヨシノは満開だったものの、山桜はもう一歩ということだったので、いやでも山桜への期待が高まります。
今回初参加のSさんは、豪華なソメイヨシノよりも、ひかえめな山桜の方が好きとのこと。
前泊して福島から参加してくださった常連のKさんも、向こうでは桜自体が開花はまだといことで、とてもうれしそうです。
田浦の町をぬけて、白赤(はくせき)稲荷の駐車場をお借りしてウォーミングアップ。
出発するやいなや、華やかな紫色のハナダイコンがお出迎え。
可憐な純白のニリンソウ、黄色が鮮やかなヤマブキが目を楽しませてくれます。
11人の女子列にくぎづけの耕作地のおじさんたちの視線を浴びながら、50本以上の赤い鳥居をくぐって、お稲荷さんで安全祈願。
少し登って、馬頭観音(東逗子方面)への道を分け、東尾根の稜線上にでると、海風がダイレクトに感じられる東京湾方面の眺めに歓声があがります。
どなたかが、かなり遠くにある船をつるための鉄骨に書かれた文字をやすやすと読んで、一同びっくり!視力3.0はあるのではないかしら。
ちょっとした斜面で、登り方・下り方のコツ、ストックの使い方などをレクチャーしつつ東尾根を南下し、小さな岩場を乗っ越して、まもなく標高211mの乳頭山に到着。
頂上は陽が当たらないので、中尾根を少し降りたところにある鉄塔の下でランチタイムに。
相模湾にそそぐ森戸川の3つの支流をはさんで、北から、北尾根、ツバキ尾根、中尾根、南尾根があり、
中尾根は中沢と南沢に深く刻まれたヤセ尾根のため、お昼を食べる場所も限られているのです。
樹木やヤブに遮られて一見高度感がないのですが、両側ともかなり切れ落ちているので、昼食後は気を引き締めて慎重に下ります。
尾根上はヤマブキが咲き乱れ、樹木の間に見え隠れする色とりどりの桜に覆われたツバキ尾根の眺めが緊張をほぐしてくれますが、実は頭上もヤマザクラに覆われていることが、落ちている無数の花びらからわかります。
ありふれたアオキもエメラルドグリーンの若葉で装われ、3月の八ヶ岳にも参加してくださったMさんは、新芽に隠れがちな濃い紫色の小さな花がカワイイと喜んでいました。
細やかな感性は周りの人もハッピーにさせてくれます。
3つの支流が合流する地点=森戸林道の終点まで下りたら、前日までの雨でいつもより流れが豊かな本流を遡上していきます。
ストックをみんなで譲り合い、何度か徒渉を繰り返しながら沢を詰めていくと、花びらの落ちた地面からしみ出す森戸川の源流が現れました。
さらに斜面を登っていき、北尾根を右に分けて二子山への林道に合流。
この地点からは、三浦アルプスの3つの尾根がはっきりと眺められ、歩いてきた中尾根とお昼ごはんを食べた鉄塔の場所も確認できて、感動もひとしおです。
終了予定時間の16時が近づいていましたが、みなさんに二子山をショートカットするかどうかおうかがいしたら、遅くなっても行ってみたいということだったので、そのまま一等三角点のある上二子山の頂へ。
展望台で記念撮影したあとは、お待ちかねのティータイム。
直原サポーターお手製の、ショウガを煮出すところから丁寧に入れてくれた極旨チャイと、逗子名物、珠屋さんの「ウォールナッツ・ロール」&「わかなぱん」さんのクッキーが、小さなアップダウンで疲れた体に染み入る贅沢なひとときを過ごしました。
解散場所の南郷上ノ山公園でみなさんの感想をうかがうと、山登りのいろいろな要素が楽しめて充実したとおっしゃってくださり、地元の私たちも、知る人ぞ知る三浦アルプスをご紹介することができて、
大変うれしく思いました。
最後に、4枚の花びらのアオキの花びらから瞬時に5枚のものを見つけ出した異才の持ち主Kさんが、公園にあるクローバーの中からあっという間に四つ葉のクローバーを2つ見つけ出して、サポーターにプレゼントしてくださり、とてもあたたかい気持ちで家路につくことができました。
ご一緒したくださったみなさま、本当にありがとうございました。
MJリンク・サポーター 大久保由美子
自己紹介のあと、今回の山歩きの企画者、直原サポーターが、大きな縮尺の地図を広げて、本日のコースの概要を説明します。
通称「三浦アルプス」と呼ばれる、三浦半島のつけ根にある丘陵地帯を、東京湾側から相模湾に向かって横断していく感じです。
標高は高くても200m程度ですが、複雑な地形なのであなどれません。
前の週、ソメイヨシノは満開だったものの、山桜はもう一歩ということだったので、いやでも山桜への期待が高まります。
今回初参加のSさんは、豪華なソメイヨシノよりも、ひかえめな山桜の方が好きとのこと。
前泊して福島から参加してくださった常連のKさんも、向こうでは桜自体が開花はまだといことで、とてもうれしそうです。
田浦の町をぬけて、白赤(はくせき)稲荷の駐車場をお借りしてウォーミングアップ。
出発するやいなや、華やかな紫色のハナダイコンがお出迎え。
可憐な純白のニリンソウ、黄色が鮮やかなヤマブキが目を楽しませてくれます。
11人の女子列にくぎづけの耕作地のおじさんたちの視線を浴びながら、50本以上の赤い鳥居をくぐって、お稲荷さんで安全祈願。
少し登って、馬頭観音(東逗子方面)への道を分け、東尾根の稜線上にでると、海風がダイレクトに感じられる東京湾方面の眺めに歓声があがります。
どなたかが、かなり遠くにある船をつるための鉄骨に書かれた文字をやすやすと読んで、一同びっくり!視力3.0はあるのではないかしら。
ちょっとした斜面で、登り方・下り方のコツ、ストックの使い方などをレクチャーしつつ東尾根を南下し、小さな岩場を乗っ越して、まもなく標高211mの乳頭山に到着。
頂上は陽が当たらないので、中尾根を少し降りたところにある鉄塔の下でランチタイムに。
相模湾にそそぐ森戸川の3つの支流をはさんで、北から、北尾根、ツバキ尾根、中尾根、南尾根があり、
中尾根は中沢と南沢に深く刻まれたヤセ尾根のため、お昼を食べる場所も限られているのです。
樹木やヤブに遮られて一見高度感がないのですが、両側ともかなり切れ落ちているので、昼食後は気を引き締めて慎重に下ります。
尾根上はヤマブキが咲き乱れ、樹木の間に見え隠れする色とりどりの桜に覆われたツバキ尾根の眺めが緊張をほぐしてくれますが、実は頭上もヤマザクラに覆われていることが、落ちている無数の花びらからわかります。
ありふれたアオキもエメラルドグリーンの若葉で装われ、3月の八ヶ岳にも参加してくださったMさんは、新芽に隠れがちな濃い紫色の小さな花がカワイイと喜んでいました。
細やかな感性は周りの人もハッピーにさせてくれます。
3つの支流が合流する地点=森戸林道の終点まで下りたら、前日までの雨でいつもより流れが豊かな本流を遡上していきます。
ストックをみんなで譲り合い、何度か徒渉を繰り返しながら沢を詰めていくと、花びらの落ちた地面からしみ出す森戸川の源流が現れました。
さらに斜面を登っていき、北尾根を右に分けて二子山への林道に合流。
この地点からは、三浦アルプスの3つの尾根がはっきりと眺められ、歩いてきた中尾根とお昼ごはんを食べた鉄塔の場所も確認できて、感動もひとしおです。
終了予定時間の16時が近づいていましたが、みなさんに二子山をショートカットするかどうかおうかがいしたら、遅くなっても行ってみたいということだったので、そのまま一等三角点のある上二子山の頂へ。
展望台で記念撮影したあとは、お待ちかねのティータイム。
直原サポーターお手製の、ショウガを煮出すところから丁寧に入れてくれた極旨チャイと、逗子名物、珠屋さんの「ウォールナッツ・ロール」&「わかなぱん」さんのクッキーが、小さなアップダウンで疲れた体に染み入る贅沢なひとときを過ごしました。
解散場所の南郷上ノ山公園でみなさんの感想をうかがうと、山登りのいろいろな要素が楽しめて充実したとおっしゃってくださり、地元の私たちも、知る人ぞ知る三浦アルプスをご紹介することができて、
大変うれしく思いました。
最後に、4枚の花びらのアオキの花びらから瞬時に5枚のものを見つけ出した異才の持ち主Kさんが、公園にあるクローバーの中からあっという間に四つ葉のクローバーを2つ見つけ出して、サポーターにプレゼントしてくださり、とてもあたたかい気持ちで家路につくことができました。
ご一緒したくださったみなさま、本当にありがとうございました。
MJリンク・サポーター 大久保由美子
2012-04-17 07:59
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