SSブログ

【MJリンク番外編】三春の里山花見ハイキングと滝桜を訪ねて [報告]

2017年4月15日(土)~16日(日)は、カミさん(田部井淳子)が呼びかけ人をしていた20~40代女性のための山の会
MJリンクで、福島県・三春の里山花見ハイキングと滝桜を見る会がありました。

今年は関東でも、天候不順で長い花見ができました。

ここ三春の滝桜、町桜もその影響で大分遅れてしまいました。
1日目が仁田沼のミズバショウ、2日目が三春滝桜を見て、三春の里山をハイキングです。
あいにくミズバショウの仁田沼はお天気があまり良くなかったのですが、楽しみにしていたミズバショウやカタクリも見られました。

翌日の滝桜も少し早かったですが、大分咲いておりました。

IMG_20170416_083142-2.jpg

カミさんが昨年同じ時期に来ており、
来年又来られるかなと話して宿を予約、決めていた日にちです。その予約していた宿の人数限定で、18人が参加しました。

「歩いて、泊まって、おみやげどっさり買って帰ろう!」という東北応援の気持ちで例年カミさんが旅行会社とコラボしてボランティアで行なってきたものでしたが、今回は、MJリンク番外編として、私たち家族が代わりに山ガールたちを案内しました。(田部井政伸)

第48回MJリンク2017新春ハイキング~丹沢・大山と新年食事会 [報告]

毎年恒例MJリンク新春ハイキング、今年は2年前と同じ丹沢大山へ行ってきました。

8:15 秦野駅集合
ちょうど日本列島に寒波が到来しており、西日本は大荒れの日でした。こちらは西高東低の冬型に支えられ、寒いもののすっきりとした朝でした。
受付を早々に済ませヤビツ峠に向かって出発。今回は総勢16名、それにサポーター3名、いつもMJリンクの受付をしてくださっている吉田さん。皆それぞれの思いをもって集まってくれました。
今回の新春ハイクを2年前と同じ場所にしたのは理由がありました。
田部井淳子さんが生前、「来年の新春ハイクは大山がいいわ」とおっしゃっていたからで、今回それが実現したわけです。

9:30 ヤビツ峠から大山に向けて出発
ヤビツ峠につくと辺り一面真っ白に雪が積もっており、一気に別世界に引き込まれます。まだ眠っている体を準備体操でほぐし3班に分かれて登山開始。
ザック、ザックと雪を踏みしめる音が心地よく耳に入って来ます。

FBP1140012.JPG

30分ほど登ると背後には塔ノ岳、目下厚木、伊勢原の街並み、相模湾、伊豆大島、真鶴半島と大パノラマが広り歓声があがります。高度を増すごとに広がる景色。
登山道上の雪は多くありませんが、一歩登山道を外れ雑木林を見回すと真っ白に雪が積もっておりその上に動物の足跡を発見。目の前の出来事をみんなで共有しながらイタツミ尾根を登り大山を目指しました。
山頂に近づくと話題は景色よりこの後の新年お食事会、豆腐料理に。

FBP1140016.JPG

12:00 大山山頂着、そして本日のスペシャルゲスト登場!
山頂に着くと左を見れば三浦半島とその奥に千葉の房総半島、右を見れば伊豆半島と登りで見てきた景色以上の大パノラマが待っていました。

FBP1140019.JPG

FBP1140032.JPG

そして田部井淳子さんの旦那様、田部井政伸さんが待っていてくれました。

FBP1140021.JPG

FBP1140027.JPG

3班全員揃いそこで記念撮影、下山路では登りの時以上にお食事会の話題に、というより豆腐目指して頑張って下山。

14:00 阿夫利神社下社着、参拝
表参道の下山路は滑りやすく軽アイゼンを装着して下山。半分ほど下ると冬景色から里山の杉林に変わり、豆腐、いや下社が近いことが伺えみんなでラストスパートをかけました。

FBP1140037.JPG

阿夫利神社下社はまだお正月の雰囲気を随所に残しており、神社前のしめ繩をみんなでくぐり参拝をしました。
B班、C班はそこから大山ケーブルカーで下山。ツワモノ揃いのA班は一足先に神社についたということもあり、歩いて下山。

FBP1140046.JPG

15:00 新年会会場「夢心亭」へ
3班無事下山、大山ケーブルバス停から少し下ったところにある豆腐料理屋さん「夢心亭」で集合、スベシャルゲスト政伸さんを囲んで新年会が始まりました。
ここの湯葉が美味しいと田部井さんが生前何度か足を運んだと伺いました。
お正月明けとありおせちをあしらった料理からスタートし湯葉豆腐づくしのコース料理を堪能、登山後ということもありまたその美味しさは格別でした。

FBP1140062.JPG

料理も中盤にさしかかった頃、今日集まった一人一人に田部井さんとの思い出を語ってもらいました。もちろん今回が初参加の方もいらっしゃいましたが、お話の中から一人一人の心の中にある田部井さんが浮き上がってきました。みなさんのお話を聞く中で、それぞれ色んなバックグラウンドがあり、背負っているものも違う私たちがこうしてここに集まり、つながれた、そのきっかけを作ってくれたのは田部井さんだったのだとあらためて感じることができました。
最後に政伸さんが妻淳子さんのこと、ご自身のこと、お話をしてくださいました(今回大山の頂上で待っていてくださったのは、私たちへのサプライズももちろんですが病室からいつも大山が見えており、一度頂上から眺めたかったとのことでした)。 
そしてさらにサプライズの新年プレゼントじゃんけん大会が催されました。これは毎回田部井さんが準備してくださるのですが、今回は政伸さんが用意してくださりました。

FBP1140071.JPG
  
17:30 解散
街灯も殆どないので辺りはもう真っ暗です。個々のお話は尽きませんでしたがここでおひらきになり、大山の1日が終わりました。また集まれる日まで!
MJリンクサポーター・直原郁子




***2017年のMJリンクについて***
新年会の最後に、今年のMJリンクの予定について話しましたので、ここにも書き留めておきます。
田部井さんが亡くなったあとも、「次の集まりは予定通りですか?」「キャンセルなどありませんか?」などの問い合わせがいっさいなく、皆さんがこれまで通りに集まってくれることを、私達は感謝しています。
MJリンクは、2009年に田部井淳子さんが呼びかけ人となりスタートしましたが、今後も田部井さんが呼びかけ人であることに変わりはなく(もちろんですね!)、田部井さんの遺志を受け継いでいきたいと思います。
今年の予定については、サポーター8人と事務担当の吉田三菜子さんで話し合って決めていきます。
サポーターは日本各地+スイスと色んな所に住んでいます。それぞれの仕事や家庭のあれこれの合間を縫って話し合っていきますので、しばしお時間をください。
予定が決まり次第、メーリングリストでお報せします。
MJリンクの「リンク」には色んな意味を込めてありますが、これからも「リンク」していきたいと思います。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします! また、山をご一緒しましょう。

MJリンク・サポーター一同

田部井政伸さんがブログUP


第10回 MJサロン~船窪小屋の松澤寿子さんをお迎えして [報告]

12月9日に第10回MJサロンを開催しました。
ゲストは船窪小屋の松澤寿子さん、宗洋さんご夫婦、コーディネーターは北村節子さんです。
会場は今回も、公益社団法人日本山岳会のルームをお借りしました。

ご夫妻.jpg
小屋では、「お父さん」、「お母さん」と呼ばれるお2人

今回、田部井さんと会うことをとても楽しみにしてくださっていた寿子さんをはじめ、誰もがこの席に田部井さんがいないことをさびしく感じたことと思います。

最初にサポーターの柏さんから、MJリンク台湾遠征の簡単な報告とともに、2009年春に田部井さんが呼びかけ人となり発足したMJリンクですが、サークルの趣旨である「リンク」=「つながり」を大切に、これからもみなさんと変わらずおつきあいさせていただきたい旨のお話をさせていただき、ずっとMJリンクに参加してくれている田部井さんのご長女・教子さんからも、あたたかいお言葉をいただきました。

田部井さんと43年来の友人である北村さんからは、「いろんなことを教わりました。優しいおばさんに見えるけれど、実は闘魂の人。いい人と半生を一緒に過ごさせてもらいました。」とお話しいただきました。

ここからは、北村さんの、「今日も楽しくやりましょう!」のひとことを皮切りに、松澤さんご夫婦との楽しい掛け合いがはじまり、会場内は何度も笑いの渦に包まれて、ここにいる誰もが、来年は必ず船窪小屋に泊まりに行こう!と心に決めたに違いありません。

会場.jpg
北村さんの楽しい茶茶に盛り上がる会場

船窪小屋は、北アルプス・七倉岳の稜線(2,450m)に建つ電気のない山小屋で、シンボルのランプと囲炉裏、そして山上とは思えない「ずく」をつくした御馳走と温かいおもてなしで有名な宿です(ずく:長野弁で「手間暇」のような意味)。

lanp.jpg
「芯の扱いが難しい」と宗洋さん。何度このランプに火を灯したことでしょう

小屋を建てた寿子さんのお父様が、その年の冬に雪崩で遭難されたのが1955年。当時服飾デザイナーを夢見る高校3年生だった寿子さんでしたが、お父様の遺志を引き継ぐ決心をされます。その後、荷揚げを手伝ってくれていた「大町山の会」の創立メンバーである宗洋さんと1961年に結婚、2人で力を合わせて長い間小屋を守ってこられました。

「今年で63年目になります」という寿子さんの穏やかな声に、会場からはため息がもれました。大町で子育てをしている間、宗洋さんに小屋の切り盛りをお任せしていた時期もあったようですが、子育てが終わった50歳代終わりからは、本格的に復帰されたという寿子さん。北村さんの、「普通なら楽をしたくなる歳に、なぜ?」との問いに、「やはり2人の原点だから」と静かにおっしゃっていました。

shiagarimae.jpg
前列右から、寿子さん、お父様、一人おいて宗洋さん

冷蔵庫のない小屋で、冬から春にかけて里で手作りしたふき味噌やカリカリ梅などの保存食を持ち上げて、乾物を工夫し、石室に保存した野菜とともに、人参に飾り切りまで施して、一品一品美しく器に盛りつけて食事をふるまう小屋が他にあるでしょうか。

読んで字のごとくの「御馳走」を惜しみなくふるまってくださるのも、それが食事の原点だと考えてこそのおもてなしなのだと思います。その心意気に、小屋から30分離れた悪場にある水くみや登山道の整備まで、常連のお客さんが手伝ってくれるようになったというのも、自然な流れなのだと頷けます。

dinner.jpg
名物は「アザミの天ぷら」

アプローチが大変で、近くに百名山がないという不利な立地にありながら、その心づくしのおもてなしを何度となくマスコミに取り上げられたこともあり、最近は小屋に泊まることを目的にした若いお客さんも増えてきたそうです。

名物は御馳走だけではありません。あまり宣伝されませんでしたが、小屋の前のベンチから北アルプスの主峰をすべて眺めることができ、反対側には安曇野や長野南部の平野を挟んで飯綱山から浅間山、富士山まで見渡せるといいます。

funakubogoya.jpg
槍ヶ岳をはじめ、北アルプスが一望の下に

その後の質問タイムでは、「長い山小屋経営で、ピンチもあったのでは?」という問いに、経済的な危機はあったけれど、自分だけで何とかしなければという呪縛にとらわれていたのを、ふっと肩の力を抜いてありのまま周りにお伝えしたら、なぜかその次の年からお客さんが増えたといいます。

先代の小屋を今の場所に建て替えるときも、「絶対採算が合わないからやめろ」と止めた人が、今は、「採算より、お客さんとのつながり、小屋に関わるすべてが2人の財産だね」と言ってくれたのが、本当にうれしかったとおっしゃっていました。

また、7月から10月連休までの営業期間のおすすめの時期を聞かれ、海の日を外せば大丈夫、梅雨は明けていないけど7/10くらいまでならシラネアオイ、7/20くらいまではオオヤマレンゲ、7月末まではイチョウランが見頃とお父さんが答えます。

そして、まだ続けてほしいけれど、もし山をおりたら何をしたいかと聞かれ、お父さんは趣味の菊作りを、お母さんは一番いい時期をずっと小屋で過ごしてきたので、その期間の他の山に登りたいとお答えになり、それは当然だとみなさん納得。そういうお2人も、なにげにネパールの5000m級の山には何回もお出かけのようです。

最後に寿子さんからのお願いとして、「最近スマホの情報だけで、予報が雨だからといって山をおりようとする人がいるけれど、観天望気が一番確実。たとえ降ったとしても、リュックの中には雨具があるでしょう?それいつ使うの?と引き留めるんですよ」と、スマホ頼りの風潮に対して、五感を働かせた情報の大切さを訴えられていました。

それにしても、この会場にいらっしゃる寿子さんは、気品のある優雅な物腰の奥さまという様子で、80歳の今もコースタイム6時間の急な七倉尾根を登り、3ヶ月以上忙しい山小屋生活を送られているイメージがわきません。北村さんから、「どうしてそんなにお肌がおきれいなんですか?秘訣は?」と突っ込まれていたほどです。

きっとそれは、田部井さんがにこやかな佇まいの裏に強さを秘めていたのと同じで、本当に強い人というのは、このような雰囲気を醸し出すものなのでしょう。次回はぜひ、トレードマークの絣姿の寿子さんに天空の小屋でお会いしたいと思ったのは、私だけではないはずです。

【TV番組情報】
ネイチャー&ヒューマンスペシャルシリーズ2016 北アルプス稜線のふるさと ~ランプの山小屋だより~ 長野朝日放送 12月26日(月)夜7時 放送
BS朝日 2017年1月31日(火)夜9時 放送

【プロフィール】
松澤 寿子(まつざわ・としこ)さん

■略歴
1936年  長野県平村野口(現在の大町市)生まれ。三姉妹の末娘
1961年  長野県小谷村出身の松澤宗洋さんと結婚
1963年  夫婦ふたりで力を合わせて大町市内に旅館「七倉荘」、栂池高原にスキーロッジ「白馬ベルグハウス」を開業
*現在、ベルグハウスは、息子さんご夫妻が経営
2003年  『私は山の上のお母さん』出版

■船窪小屋について
1954年秋 福島宗市さん(松澤寿子さんのお父様)が、北アルプス・七倉岳の不動沢側に山小屋建設
      これが、初代「船窪小屋」となる

1955年冬 冬の間の山小屋の様子をみると登りにいった宗市さんは、雪崩に飲まれ遭難死
      当時18歳だった寿子さんは、悩みながらもお父様の遺志を継ぐ決心をする
      のちに結婚する宗洋さんら山仲間たちの協力を得ながら、経営再開

当時、宗洋さんは黒部ダム工事の設計課勤務。土曜日午前で仕事が終わると黒部ダム建設現場から平の渡しを経て針ノ木谷(針ノ木古道)を上って船窪小屋へ。週末を山小屋で過ごし、月曜朝に船窪小屋からダム建設現場へ出勤していた

1976年  現在の位置(七倉尾根上)に、小屋を移築
2003年  船窪小屋50周年
2007年  2年がかりで針ノ木古道(黒部側から針ノ木谷をなぞって船窪小屋へ至る登山道)を復活
2009年  船窪小屋に通う登山者たちが「船窪小屋・道しるべの会」を発足。登山道整備などに献身

*現在も電気がなく、ランプの灯りで生活。7月1日~10月の連休の最終日まで営業。
http://funakubogoya.net/
https://www.facebook.com/funakubogoya/

(MJリンクサポーター 大久保由美子)

MJリンク海外企画第4弾・台湾最高峰玉山 Day4   [報告]

11月23日(4日目)
台湾料理、温泉、高山茶屋さんでの試飲やお買い物、と盛り沢山のラストナイトを越えた朝。
今日も早起きです。バスで台中の駅に向かったあとは、台湾の新幹線に乗り北上し、一路台北を目指します。
フランスと日本が共同開発した台湾の新幹線は、車内の様子も揺れ方までも日本のそれと似ていて、まるで大阪へ出張しているような気分。ひとつ違うのは、「トンカチ」が各車両の窓に取り付けられているコト。有事の際にこれで窓ガラスを割って外に出よ!っていうことです。

FBPB230245.JPG

台北到着後、3日間を共にした李さんとはお別れ。
彼女は、次の玉山チームを迎えるべく空港へ向かうそうです。
ちょっとしんみり、彼女の鼻もツンとしていました。
私たちが玉山を去ったあとから、あのあたりの天気予報は「雪マーク」が付いていました。ガイドも大変かな、がんばってね!

FBPB230256.JPG

台北で私たちを出迎えてくれたのは、余さん。

FBPB230261.JPG

まずは、台北の名物小籠包のお店「鼎泰豊」に連れて行ってくれました。大人気で予約しても並ばなければならないところ、なんとラッキーにも10数分で入店できました。
余さんの解説によると、鼎泰豊が美味しい理由は、一切の作り置きをしないこと、小籠包の皮の襞がとても細かくたくさんありぎゅっと旨みを閉じ込めていることだそうです。ショウガをたくさん盛って食べた方が美味しいし、消化にもいいというアドバスのもと、私たちは何度もショウガをお代わりしながらいただきました。

FBPB230281.JPG
FBPB230288.JPG
その後、わずかな時間でしたがフリータイムとしそれぞれが買い物をしたり、街をそぞろ歩いたり。
夜の便にて、日本に帰国しました。

台湾は山岳国です。国土の80%が山岳地帯であり、3000m級の山が268座。
登山者は老若男女、幅いろい印象です。
ハイキングだけでなく、沢登りやシークリフでのクライミングの良質なフィールドもあり、何度通っても楽しそうなところです。

FBPB230229.JPG
*1000元のお札には玉山

台湾にご一緒する約束だった田部井さんは、玉山には何度か登り(そのうちの1回は家族と出かけた)、ほかにも台湾の山々を繰り返し歩いてきたと聞いています。田部井さんの話を聞きながら、一緒に過ごすことができたら、どんなに楽しく幸せだったでしょう。それは叶わず、とても悲しく残念でした。しかし、教子さんが「山頂まで連れてきちゃったの」、とお母様の写真を取り出し、その時、一緒に台湾を旅していたことがわかりました。
みんなで元気に登り、笑顔で明るく帰国したことを、「いつでも笑顔でいなさい」と言っていた田部井さんは、褒めてくれているかなって思います。
今回は、タベイ企画勤務でありMJリンクサポーターのひとりでもある吉田三菜子さん(MJリンクの受付など事務仕事を担当)も、超多忙のなか参加してくれました。

皆さんそれぞれの思いがあり、悲しみ堪えて参加してくださったと思いますが、終始笑いありの楽しい時間を過ごせたこと、現地ガイドの方々も含めてみんなで登頂できたことを、とてもうれしく思い、感謝しています。また、MJリンクの留守を守ってくれたほかのサポーターのみんなの存在や、成田に見送りに来てくれたり、台北の空港で突然現れたMJリンク登録メンバー達、日本からいろんな便りを送って応援してくれたメンバーの方々も、皆さん、ありがとうございました!

FBPB230302.JPG

さて、MJリンクは今月のMJサロンと年明けの新春ハイキングの準備に入っています。
またどうぞ、よろしくお願いします!
                            (MJリンクサポーター 柏澄子)

MJリンク海外企画第4弾・台湾最高峰玉山 Day3  [報告]

11月22日(3日目)
いよいよ登頂日。玉山登山は通常、朝暗いうちに排雲山荘を出発して山頂でご来光を迎えるそうで、ここは富士登山と同じですね。朝食は2時半からと3時からの2回に分かれています。ガイドの李さんの話では「前回玉山に登った時は2時半に食べて出発したけれど、山頂でのご来光の待ち時間が長くなって寒かったです」ということだったので、そのアドバイスのもと3時の朝食にしました。で、朝食を終えてもやっぱり外は雨(涙)。予報では、今日一日こんな感じの空模様が続くよう。予定通りに3時半に出発してもご来光は望めないし、山頂直下で岩場の急傾斜が出てくるということなので、ガイドさんたちからの提案を受けて4時の出発としました。

PB220302.JPG
雨具を着て、ヘッドランプをつけて準備万端。いざ出発です!

足元が濡れて滑りやすいコンディションでのヘッドランプ登高なので、昨日よりもさらにペースダウンして、じっくりじっくり標高を上げていきます。歩き出して1時間後くらいには森林限界を迎え、そして徐々に夜が明けてきたこともあって次第に周囲の様子が分かってきました。

PB220303.JPG
急斜面につけられた道をジグザグと折り返しながら登るこの感じは、まさに富士登山を彷彿とさせます

PB220307.JPG
落石除けのシェルター。この先、少々風の影響を受けました

玉山北峰の分岐を経て、山頂まで残すところあと200mは、ゴツゴツした岩場の登り。あと少しと、見えているところが嬉しいような辛いような。焦りたくなる気持ちを抑えながらじんわりと登り詰め、6時50分、全員そろって玉山山頂に立つことができました!

PB220310.JPG

PB220313.JPG
玉山登山を提案し、一緒に来るはずだった田部井さんの写真とともに

PB220317.JPG

「ずいぶん高いとこまで登ってきたんだねぇ」と眼下に見える景色を見ながら排雲山荘まで降りると、本日2回目の朝ごはんが。ここでは、出発前にお粥をさらっと、下山後には温かいソーメンを出してくれます。いい感じに空いてきたお腹と冷えた体に嬉しい仕組みです。

PB220322.JPG
お代わり自由のあったかソーメン

帰路はまた同じ道を辿って塔々加鞍部登山口へ。シャクナゲやココメグサ、スミレなどの花々が咲き、2800m近いところではススキが穂を揺らすという、行きはなにやら異なる山の様相に戸惑っていたのですが、帰りはすっかり慣れ親しんで下山する自分がいました。

PB210286.JPG
山中で見かけた金翼白眉(キンバネホイビイ)。台湾の固有種で、鳴き声が人の笑い声に似ているということでlaughing-thrush(笑いツグミ)とも呼ばれているとか

下山後は、そのままその足で東埔温泉へと移動。その夜は温泉に入り、台湾料理&ビールで全員無事登頂のお祝いとなりました。下山後の温泉&ビールは、世界のどこへ行っても幸せなものですね。そして旅は最終日へと続く。

PB220330.JPG
今夜もがっつり台湾料理


(MJリンクサポーター・菅野由起子)

MJリンク海外企画第4弾・台湾最高峰玉山 Day2 [報告]

11月21日(2日目)
台湾にも、スマホでチェックできる全国天気予報アプリがあります。そのなかに「国立公園」というカテゴリもあり、私たちが登る玉山については、登山口の「塔々加」とこの日に宿泊する山荘のある「排雲」の天気予報(空模様、気温、風向、風力、3時間ごと)があります。これがなかなか精度が高く、私たちはほぼ、この予報にたよっていました。

この日は曇りから雨の予報でしたが、風はほとんどなく、また気温もさして下がらないということだったので、なんとか雨に降られないうちに山荘に入りたいね、と話していました。

朝食は、前夜夕ご飯後に寄った「台湾イチ標高の高いところにあるセブンイレブン」近くの食堂にて。おかゆとマントウなど。
FBPB210030.JPG

その後、バスに揺られて登山口に向かいました。
玉山は、1日90人に人数制限がされており、私たちも夏には登山申請と山荘の予約を済ませていました。そのため、登山口手前のビジターセンターでは、入山のチェックがあります。
FBPB210041.JPG

山荘までの道のりは、左手が大きな谷になっているところをトラバースしたり、つづら折りを登ったりの繰り返し。登山口の標高が2600m、排雲山荘が3400m、標高差は800m。しかし距離があるため、6時間近くかけて登りました。
登山道はよく整備されていますが、その昔は断崖絶壁をくりぬいた道だったようです。
日本よりも緯度が低く森林限界が高いため、ずっと緑のなかを歩きます。シャクナゲやつつじの木々があり、春先はきっと綺麗なはず。
FBPB210058.JPG

FBPB210067.JPG
山のガイドは、昨日に続き李さん。そして彼女に加えて地元ブヌン族の方々が加わります。排雲山荘で使う食材を荷揚げしたり、私たちの列に加わったり。英語は使わない人たちなので、中国語の単語を並べるだけ。「ニーハオ」「シンクーラー」「マンマンズゥー」「シェイシェイ」などなど。
昼ご飯は、台湾セブンイレブで売っているようなおにぎりと竹筒に入ったもち米の炊き込みご飯。このご飯はブヌン族の料理だそうです。竹を割って、その片割れをスプーン代わりにして食べます。自分で割ってみたかったですが、けっこう難しく、失敗すると大変なことになりそうで、結局みんなガイドさん達に割ってもらいました。
FBPB210093.JPG

FBPB210100.JPG

排雲山荘について間もなくすると、バケツをひっくり返したような雨に。ホント、よかった。
パルスオキシメータで脈拍やSPO2値を測り、体調チェックをして部屋へ。
2年半前に建て替えたというこの山荘はとてもきれいで居心地もよかったです。
清潔なシュラフが渡され、それを使います。スペースも十分にとられていました。
夕ご飯は、いわゆる台湾料理。日本人好みの味付けでした。
明朝は早くに出発になるので、早々にシュラフに潜り込みました。

FBPB210154.JPG

                            (MJリンクサポーター 柏澄子)

MJリンク海外企画第4弾・台湾最高峰玉山 Day1 [報告]

11月20日〜23日で、台湾の最高峰・玉山(3952m)に登ってきました。参加者はMJリンクメンバー10名に、サポーターの柏澄子さんと菅野の12名。現地ガイド2名と一緒に、全員そろって笑顔の登頂となりました。今回は海外登山3泊4日の長旅でしたので、一日ずつ、その様子を綴っていきたいと思います。

11月20日(初日)
成田空港を午前中の早いに出発する飛行機だったため、遠方からの前泊組や、始発の電車に飛び乗ってきたメンバーなど、登山荷物に疲れと不安と期待とワクワク感をそれぞれ大なり小なり詰め込んだ状態です。「残念ながら参加できなかったけど」と、成田空港まで駆けつけてくれたメンバーと、今回旅の手配をしてくれた西遊旅行の担当者さんに見送られながら出発。台湾は暑いんだろうなぁと覚悟しながら出国しました。

飛行機で飛ぶこと約4時間で台湾に到着。台北はあいにくの曇り空(のちに雨へ)。現地旅行会社の徐さんと、登山ガイドの李さんが私たちを出迎えてくれました。徐さんは元気ハツラツ、ちゃっきちゃきのパワフルな女社長さん。李さんは初登山で山頂から見た景色に感動し、そのまま山好きが高じて登山ガイドの資格を取得。日本語を学び、玉山など台湾の高山を案内する若手女性ガイドさんです。

初日は、玉山登山の塔々加鞍部登山口に程近い、山岳エリアの阿里山へむけてのバス移動でほぼほぼ終始。慣れない右側通行にドキドキしながら(といっても私が運転しているわけではないのですが)、車窓に広がる台湾の景色にさほど日本との差異を感じないような、建物脇に生える椰子科の木々にやっぱり南国を意識したりと、目にするのもからも高揚感が高まります。自動車専用道路から降りると、車とひとが行き交う街中へ。今日はお祭りとのことで、お神輿のようなものもあるな〜。バスは山岳地のくねくね道を進み、揺られ揺られて阿里山に着く頃には、心配していた雨も止んでいました。

「今日は動いていないからあんまりお腹が空いてないかな」などと心にもないことを思いつつレストランへ。丸テーブルに12名が着席し、そこへまず鍋が運ばれてきました。肉にキノコ、これは湯葉だろうか?という食材に生のトマト(!)が入った鍋料理。「12人でこの鍋ひとつじゃ足りないよねぇ」なんて言っていたら、次から次へと台湾料理が運ばれてきて・・・・・・。本日の運動量に対してみごとに反比例した食事量。明日からの玉山に向けて十二分以上のパワーをつけて、台湾初日の夜が更けていきました。

さて、明日からはいよいよ玉山登山へ。つづく!(MJリンクサポーター菅野)


PB200236.JPG
最初に出てきた鍋。ゴメンなさい、これで十分でしたね

PB200238.JPG
あっという間に台湾料理の大皿でテーブルが埋め尽くされ。
でも、味付けが優しく、胃に負担のこない料理でした

MJサロン特別篇「喜寿をたのしむ会」 [報告]

MJサロン特別編として、MJリンク呼びかけ人である田部井淳子さんの「喜寿をたのしむ会」が開催された。
誕生日会をご自身で開くというのには、いきさつもあったようだ。
去年は、田部井さんが世界で初の女性エベレスト登頂者となって、ちょうど40年。東京とカトマンズで、これまで出会ってきた人たちにお礼をしたいと記念の会を開催した。しかし、場所も限られ、MJリンクのメンバーに直接集まってもらうことはなかなかできなかったので、これを機に声をかけたいと、田部井さんから嬉しいお誘いがあった。
さらには、故郷の幼馴染、山の仲間、歌の仲間など長年の親しい友人たち、ご家族が集まり、総勢130人ほどになった。


P9150003.JPG
2009年にスタートしたMJリンクは、国内外の登山、MJサロン(山の先輩の話を聴く会)など70回以上行ってきた。初めての回になる「第0回」は、田部井さんの生まれ故郷・三春で開催。そのときから参加してくれている「福島組」達もかけつけ、受付などを担当!

P9150004.JPG
田部井さんがこれまで登ってきた各国最高峰の山名入りTシャツを販売中のMJリンクメンバー P9150006.JPG
MJリンクメンバー全員を撮りきることはとてもできなかったけれど、各テーブルに分かれて楽しんでいた様子

田部井さんの予告通り(?)、歌あり、コントあり、笑いありの愉しい会。
舞台のお相手は、エベレスト以来の田部井さんの親友であり、MJサロンではいつもインタビュアーを務めてくださっている北村節子さん。

田部井さんの生い立ちやこれまでの登山の写真を集めたスライドトークもまた、貴重な時間であった。小学校から一緒の幼馴染みの友人は、「淳子ちゃんは、勉強はできたけれど体育はダメね。私はその反対。物静かで、こんな登山家になるとは思ってもいなかった」と会場に向けてコメント。山岳会の後輩だという男性は、「田部井さんと一緒のテントになると美味しいものが出てきて、嬉しかった」と。これは、MJリンクの皆さんも経験済みのはず。田部井さんのザックには魔法のポケットがあるのかと思うほど、お菓子や漬物など美味しいものがでてくる。

P9150037.JPG
スライドのなかの1枚。山岳会の山行で谷川岳を登っているシーン P9150039.JPG
夫の政伸さんと淳子さん!

会の中盤では、信濃毎日新聞などの地方紙に新聞小説「淳子のてっぺん」を書く、小説家の唯川恵さんのお話があった。いつものMJサロン同様、北村さんが聞き手となり、小説の主人公である田部井さんの話を、唯川さんに語っていただいた。ここでもまた、政伸さんとのパートナーシップに話が及んだ。

015e7a7aadd053aa4b42c2ca35ed06f2dc4b19caf7_00001.jpg
唯川恵さんの「淳子のてっぺん」は、地方紙6紙ほどで連載中!

終盤は、田部井さんらしく、歌、歌、歌。
ピアノ伴奏の竹田裕美子さんは、「さすが田部井さんは長く山を登っていただけあり、筋力もしっかりしているため、音程が安定している。とても練習熱心でもある」と話していた。今回は入院が長引き練習不足であると話していたけれど、のびやかな声を披露してくださった。

P9150049.JPG
田部井さん、舞台に上がるときはいつもメイクもばっちりです。舞台女優のよう

そして最後は、音楽が大好きな田部井さんへ、会場の皆から、歌のプレゼント。ピアノにヴァイオリンの向島ゆり子さんが加わり、田部井さんの好きな曲を集めたメドレー。そして、「Happy Birthday」をみんなで歌った。
北村さんの手作り仕掛けの誕生日ケーキは、田部井さんがふたを開けると、花吹雪が飛び出すもので、これにも大いに喜んでくれた。こんなものをご自分で発想し自分の手で作ってしまう北村さんって、スゴイなあ。

FBIMG_7841.JPG
裏話:ケーキを披露するまではガムテープと紐でがんじがらめに縛られており、サポーターはそれを外し、決して花吹雪が飛び出ないようギチっと蓋を押さえて持ちながら、舞台袖で待機した。コレ失敗したら……ダメ

「MJサロン特別編」といっても、会は、タベイ企画の吉田三菜子さん(MJリンクのサポーターのおひとりでもあり、受付や事務などを一手に引き受けてくれている)と北村節子さんがこまごまとした準備をしてくださり、ご家族の大きなサポートもあって開かれた。
田部井さんとご一緒する時間は、いつも愉しい。周囲を和やにし明るい雰囲気を作ってくださるのは、いつも田部井さんであり、だから今回も、「会費制の誕生日会なんて、強気でしょ」と冗談を言いながらも、みなを楽しませてくれた。

喜寿をたのしむ会 MJお手伝いの皆さんIMG_2385-2.jpg
開会2時間ほど前から集まり準備をしてくれたMJリンクメンバーたち。ほかにも参加のみんながいろんな形でサポートしてくれました。これからもよろしくお願いしますね!

さて、今年もあと3ヶ月。MJリンクでは、11月に台湾の玉山を予定しています。
ほか、次のMJサロンのゲストも決まりました。またどうぞ、皆さん、参加してくださいね!

                              MJリンクサポーター・柏澄子

【番外編】東北の山(雄国山、安達太良山)登山 [報告]

2016年6月11日(土)は、田部井さんおすすめの山、雄国山に登りました。素晴らしい天気でブナの森を歩くのは、気持ちよかったです。 ツツジやウツギも咲いていました。
参加者からは、「ブナ太郎をはじめとした美しいブナの樹々の中をのんびりと歩き、磐梯山、安達太良山を見渡せた上、雄国沼畔では思いの外、ニッコウキスゲまで鑑賞できて大満足でした。」との声が聞かれました。

2016061114140000.jpg

翌12日(日)は知る人ぞ知る沼尻登山口から、安達太良山を登山。田部井さんが入っている山岳会のメンバーが3人も助っ人に来てくださり、この日も天気に恵まれたラッキーでした。
参加者の皆さんも安達太良山を1周出来た事に満足し、感激していました。予定より遅れましたが同のルートの往復よりは充実したハイキングになったのではないかと思います。

コースタイムは下記の通りでした。
沼尻登山口8:10ー10:45船明神11:15ー12:00安達太良山12:20ー15:30登山口

参加者は25人でした。

MJリンク春の京都、東山お花見ハイキング【報告】 [報告]

4月あたま、桜の季節に、京都の東山トレイルを歩いてきました。
最近大人気のトレイルですが、ちょっとメインルートを外すと、びっくりするほど静けさが戻ってきて、私たち以外誰もいないようなところもありました。

MJリンク呼びかけ人の田部井淳子さんが、以前からお付き合いのある「京都森林インストラクター会」の方々が、2日間にわたってお付き合いくださり、ルートのご案内、自然解説、そして美味しい昼食を作ってくださいました。
ご案内くださったのは、次の方々です。
京都森林インストラクター会の篠部幸雄さん(会長)、水口征親さん(事務局長)、鳥越一朗 さん、高田七重 さん、久山多代子さん(以上、参与)
大阪インストラクター会、NPO法人自然とみどりの齊藤侊三さん(理事長)です。
あらためまして、とても素敵な時間をありがとうございました。

*京都森林インストラクター会 http://www.kfianet.com/
NPO法人「自然とみどり」http://home.att.ne.jp/iota/sizen_midori/

なお、今回は、参加者の4人の方々に、それぞれ当日の様子や感想を書いていただきました。


4月2日土曜日 
Mリンク初参加の都築です。
ちょうど、京都の桜の満開宣言が出た日に、桜の名所、蹴上から東山トレイルに向かいました。桜を楽しむたくさんの人でにぎわうインクライン周辺から少し山に向かうと、静かなトレイルが続いていました。緩やかなトレイルを進みながら、森林インストラクターさんのご説明をうかがいます。
トレイル途中の昼食場所では、京都駅でお出迎えくださった方々が、心尽くしのお料理をお支度してくださっていて感動しました。手摘みの山菜の天ぷら、丹波方面でお仲間が獲られた野生の鹿肉のフライ、この時期ならではの滋味深いお料理をいただき、最後はクロモジの葉でいれたお茶に、お抹茶まで。山の中でヤマザクラやツツジを眺めながらのすばらしいランチでした。
この日の最高到達地点である大文字山山頂を経て「五山送り火」の大文字を形作るための「火床」で洛中のすばらしい眺望を満喫したあと、銀閣寺裏に降り、シダレザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、と咲き誇る哲学の道を歩いてお宿に向かいました。
天気にも恵まれ、お花見ハイキングの一日目が終わりました。
(都築香純)

初日は、インクラインの満開の桜から始まり、京都森林インストラクターの方々の案内で、木や花の名前や植生、土塁の址等の歴史のことなども教えていただきながら東山を歩きました。
街中から少し入っただけなのにとても静かで、こんな素敵なトレイルコースがあるなんて、羨ましく思いました。
ランチタイムには、揚げたて熱々の鹿肉のフライや旬の山菜の天ぷら、お味噌汁や漬物等、食後のお抹茶まで、サプライズを用意していただき、初めて食べたものもありましたが、とても美味しかったです。
大文字山からは、曇りがちの天気ながら大阪の高層ビルまで見え、展望も楽しむことができました。
京都というと、観光名所がたくさんありますが、こんな楽しみ方もあるんだな、と新たな発見ができました。それも、地元の方に案内していただけたからこそだと思います。今回の他にも京都を一周する形でコースがあるようなので、また行ってみたいと思いました。
田部井さんはじめ、サポーターの皆さん、ありがとうございました。
(永井順子)

FB060-1.jpgFB067.jpgFB089-1.jpgFB102.jpgFB111.jpgFB121.jpgFB122-1.jpgFB130-1.jpgFB133.jpgFB151-1.jpg


4月3日日曜日
南禅寺近くの静かな環境にある宿を出発してまもなく 知恩院三門前にたどり着きました。東大寺を見慣れている私は他府県の立派だと言われる神社仏閣を観ても
案外しょぼく見えてしまうのですがこの門、国宝というだけあり久しぶりに感動しました。 境内にある桜は種類が豊富で満開 花見の穴場スポットではないかと思います。
知恩院をあとにし 青龍殿を目指しました。青龍殿には 国宝 青不動の絵 が祭られていました。又、清水寺の舞台のようなテラスが設けられており前日とは違った角度から 京都、大阪の街、奈良の山々などを眺めました。改めて、京大は大きいと思いました。関西在住で京都は何度も訪れていますが私にとっての新名所発掘したという感じです。
その後 清水山山頂、そして 清水寺裏側から寺の敷地に入り 太鼓の演奏でにぎやかな清水の舞台を眺めました。最後は「ゆどうふ 奥丹清水」でちょっぴり贅沢なランチをいただいた後解散となりました。
(HN)

午前5時半に起床しお風呂に入る。お陰様でシャキッと朝を迎えられた。その後、和定食の朝食を頂く。朝からなんと湯豆腐が...。昨夜雨が少し降ったせいか少し肌寒かったので身体があたたまった。
8時半、お世話になった京都白河院を出発。第一関門の知恩院山門に向け歩き出す。道中、時間があれば是非立ち寄りたいなと思いながら京都市美術館、国立近代美術館の横を通り過ぎる。京の町を歩いていると、高層ビルや電線がないことにふと気付く。コンビニの外装も屋根に瓦が施され、和テイストにアレンジされており、景観を損なわないよう配慮されている。そうこうしているうちに知恩院山門に到着。山門をバックに集合写真をパチリ。男坂は石段の段差が大きい上に急坂であり、この日一番の難所(?)だった。石段を登り道なりにしばらく上がって行くと、トレイルの入口に将軍塚入口と書かれた道標が立っていた。森林インストラクターの方々のお話を伺いながら森林歩きを楽しんだ。
10時、青蓮院に到着。展望台より京都市内を眺望していると、あちこちより歓声が上がっていた。昨日登った大文字山、「哲学の道」、白河院にほど近い平安神宮、先程通った知恩院山門などが手に取るように一望できた。そして青龍殿で青不動さまにおまいりしていると、なんと韓国の大女優さんがお忍びで拝観されていた。
その後、青蓮院を後に一路下山。
11時15分、清水山にて小休止を取り、ひたすらトレイルを下って行く。トレイルが途切れ清水寺の境内に入ると、清水寺の舞台では厳かに演奏が繰り広げられていた。桜が満開で実に見事だったが、観光客の多さにこれまたビックリ。
締めは奥丹清水にて湯豆腐をメインとした精進料理に舌鼓を打ち、会は解散となった。
その後、田部井組はJR京都駅に行く途中、清水五条駅近くの麩のお店に立ち寄った。「えーっ、これが本当に麩でできてるの」と、皆驚きながら試食しお土産購入。
帰りの新幹線の中で早速「さくらもち麩」を食してみることに。箱を開けた瞬間、桜の葉の香がふんわり漂う。ひとつつまんでみると、しっとりやわらかいもち麩の食感が絶妙で、ほど良い甘さの餡が口の中でとろけていった。地元の方がおっしゃる通り、麩もちは隠れた京土産のひとつかもしれない。
京の桜を存分に愛で楽しんだ2日間だった。さて今度はどちらの山に参りましょうか。
最後にご尽力くださいました京都森林インストラクター会の皆様、mjlinkサポーターの皆様、どうもありがとうございました。この場を借りお礼申し上げます。
(入江純子)

FB169.jpgFB190.jpgFB195.jpgFB201-1.jpgFB206.jpgFB208.jpgFB218-1.jpgFB232.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。