SSブログ

第44回MJリンク 花の楽園佐渡島の山旅【一泊二日】 [報告]

5月23〜24日の週末、佐渡島の山登りに、参加者16人と呼びかけ人の田部井淳子さん、サポーター柏澄子さんと恩田真砂美の19人で行ってきました。

新潟港で集合し、高速船のジェットフォイルで両津港に向かいます。1時間の行程です。
船.jpg


佐渡島は1000m級の山々を擁し、金や銀の鉱脈を持ち過去600年にわたって砂金が採取され続けてきた島です。石器時代から人が生活してきた豊かな島でもあり、お花などの植物も豊富に見られ、特別天然記念物のトキの生息でも知られています。佐渡の観光大使でもある田部井さん。地元の社会教育課の方々や地元を良く知る萩野さんが同行してくださいました。

1日目、港に到着した私たちは海を見ながら思い思いのお弁当を食べ、海岸線のトレッキングに向かいました。自然や文化を観察するためのトレイル…ジオサイトがあり、地元のガイドであるジオパーク推進室の池田さんから、自然の解説を教えていただきながら小木から宿根木を歩きました。MJリンクでは一昨年韓国の済州島へ山登りにでかけたのですが、韓国では同じように”オルレ”という海岸線をトレッキングするコースが整備されていて、そのコースに勝るとも劣らない、すばらしい自然の景観を楽しむことができました。自然が残され、手があまり加えられていない雰囲気も良い感じです。海岸線は、日本海の海底に噴出した海底火山でできた岩石や、小木自身のあとや段丘、隆起海食洞、まくら状溶岩などめずらしい形のものも見る事ができました。
オルレ3.jpg


今の時期は、島のいたるところでカンゾウの花が最盛期を迎えていました。
かんぞう.jpg


海岸線のトレッキングの終着点は、石切り場から切り出した石を敷き詰めた石畳の道が美しい宿根木の村に入ります。回船業の集落として発展した「千石船と船大工の里」として知られる宿根木には、古くからの家屋が残され、今でも生活の場となっていました。
路地.jpg

海に囲まれた佐渡島はその昔、水を確保するために水脈を探し当て、水田に利用することがとても重要であったといいます。地下ではなく横へ掘り進んで横井土を掘り、水を引いていました。
横井戸.jpg


夕方、サギの生息地へ。サギのえさ場となるように、まわりの水田を守る人々は共生できるように工夫をしているそうです。望遠鏡を覗くと、遠くの森の中にサギの姿が確認できました。
サギ.jpg


宿泊は、海が見えるお宿へ。海の幸と、地元の方々から差し入れていただいた美味しいお酒を楽しみました。
食事.jpg

2日目、快晴。まずは、しっかりと朝食をいただきます。
朝食.jpg


写真はドンデン山荘からの眺め。今日は大佐渡山地をドンデン山荘からドンデン高原を経て縦走し、和木登山口へと向かいます。
</div"ドンデン山荘.jpg" /> 地元の登山ガイド小野さんにとっておきの場所へ案内していただくと、シラネアオイが群生していてみんなの歓声が上がりました。
シラネアオイ.jpg
縦走路は気持ちの良いなだらかな地形をすすみます。
歩く2.jpg
ドンデン高原周辺は見晴らしも良く、遠く日本海がときどき顔をのぞかせてくれます。 arget="_blank">歩く3.jpg


花々も美しく、ヒトリシズカ、エンレイソウ、ザゼンソウ、タムシバ、サンカヨウ、チゴユリ、オオイワカガミ、ユキザサ、そして通常は2000メートル級の山々で見られるツバメオモトなどを見る事ができました。
花1.jpg


また、大佐渡山地では日本海から吹き上げる風により霧につつまれることが多く、この雲霧帯では杉が良く育つと言われ、冬の厳しい雪の重さにより湾曲した枝を持つ立派な杉を見ながら歩きました。
杉1.jpg


今回は、地元の方々に大変お世話になり、豊かな佐渡の自然と食を満喫した2日間となりました。東京を起点に、一泊二日でも山登りを楽しめる土地であると同時に、まだまだ見切れない魅力を感じた山旅となりました。

MJリンクサポーター
恩田真砂美
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。